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チョコレートと悲しい歴史

今週のお題「チョコレート」。チョコレートの歴史を紐解くと悲しい歴史と向き合う事になりました。

最初に

最近何かとチョコレートの番組やら記事を見ることが多くなりました。

ふわちゃんがカカオ豆からチョコレートを手作りで作ったり
https://www.tbs.co.jp/tv/20210125_8562.html

様々なテーマで、こだわりの人たちが登場する「沼」で、「チョコレート沼」が放送されたり。
https://www.nhk.or.jp/hamatta/housou/210203/index.html

いったん28度まで冷やすと滑らかになるテンパリングなる用語も覚えて、カカオからどのようにチョコレートを作るのかを大体理解できました。

そういえば、昔、プロフェッショナル仕事の流儀にもチョコレートのテーマがありました。検索してみると…2018年か。記憶がある位インパクトがありました。
NHKオンデマンド | プロフェッショナル 仕事の流儀 「情熱が、道を拓く~ショコラティエ・三枝俊介~」

こうしてみると、私が好きなのはこだわりを持って情熱を持っている人たちなんだと気づきました。信念をもって極めている人たちは何がテーマでもカッコいいです。あ、ブログ名の流儀はこの番組名からもらいました^^

では、本題に入ります。

チョコレートと悲しい歴史

チョコレートの原料のカカオは南アメリカが原産で、紀元前から食されていて、その頃は固形ではなく、医薬品としても使われる飲み物だったらしいです。ポリフェノールたっぷりで体に良い事は体験的に分かっていたのですね。

そのチョコレートが私たちの口に入るようになった理由は…きっかけはスペインでした。

大航海時代スペイン帝国南アメリカに到達し、インカやアステカ文明を滅亡させました。改宗、入植、現地人との混血化、奴隷化、特権的地位の確立と、今価値観からすると無茶苦茶です。そのスペインもそれ以前は、イスラームに侵略されていてレコンキスタで国土を取り換えした歴史をもっていますし
それでも、人類史上の中でも、忘れてはならない黒歴史の1つです。

カカオは征服者であるスペイン人により持ち帰られ、欧州で姿を変え、チョコレートになったのです。そして、日本にも伝わってきました。

チョコレートはそんな重い歴史を持っていたとは知りませんでした。チョコのほろ苦さに彼らの苦い歴史を連想してしまいます。

ララムリ

NHK BSで放送されている GREAT RACE が好きでよく観ています。様々な想いを持ったランナーが極限の環境でみせる生きざまに感動します。

昨年ですが再放送でメキシコでのレースが放送され、そこに、ララムリと呼ばれる長距離を走るのが速い民族がクローズアップされました。どちらかというと、走る民族ララムリと走りたいためにレースを開催したようです。ララムリは住んでいる場所はカッパーキャニオンレースと呼ばれる場所です。山岳地帯を登ったり下ったりの過酷な土地ですが、彼らはほぼ自給自足でそこに住んでいるというのが驚きでした。

ここに住んでいるんです。


【NHK】GREAT RACE「走る民族の大地を駆けろ! メキシコ大渓谷250㎞」 - トレイルランニング総合情報サイト トレイルランナー.JP Trail Runner.JP

なぜこんな大変な暮らしをしているのだろうとララムリについて調べてみると…スペイン帝国に土地を奪われた人々が山々の中に逃げ込み、その子孫が過酷な環境下で今も暮らしていると知りました。
タラフマラ族 - Wikipedia

5世紀たってもいまだにその影響を受け続けているのは考えさせるものがあります。チョコレートだけでなく、色々な形で影響を今に与えています。

このレースですが、「2021年2月22日(月) AM5:30~5:45 BS1」で15分の短縮版を放送するので、興味を持った方はどうぞご覧ください。本放送は2時間くらいなのであっという間に終わってしまうかもしれませんが。