Office 版 OneNote はPC内にバックアップが取れる大きなメリットがあります。Office 365 版OneNoteが公式サイトから無料で公開されています。
概要
OneNoteはOfficeファミリーとして Office2007で登場しました。当時はOneDriveのようなクラウドが普及する前で、ローカルドライブにブックを作成していました。
時は流れ、Windows Phoneが失敗に終わり、AndroidやiOSが無視できない存在となり、マイクロソフトもWindowsの中だけでは生き残れない時代になりました。マイクロソフトは各プラットフォームにOffice製品を移植することとなったのです。
その中でも OneDrive + OneNote では、プラットフォームをまたいでノートを共有できるようになったため非常に便利なツールになりました。Windows10に付属のOneNoteはこの流れに乗ったものです。Office版OneNoteは2016をもって開発が完了し、これ以降の機能追加はされないことがアナウンスされました。
しかし、Office版OneNoteはWindows専用アプリという事もあり、ノートのバックアップ機能や使いやすい画面のレイアウトなどメリットがあります。幸い、Office版OneNote2016は無料で公開され、Windows10版OneNoteと同居させることも可能です。それにより、バックアップができるのは大きなメリットです。
時は流れ、一度はOfficeから切り離された OneNote は、Office2021より復活しています。そして OneNote for Windows10 は廃止方向のようです。まいどながらマイクロソフトの迷走ぶりがうかがえます。
それはさておき、なんと Office365版の OneNote が無償インストールできます。これには驚きました。
インストール方法
1つポイントがあります。すでにWordやExcelなどOfficeがインストールされている方は、32bit版と64bit版を確認して、それと合わせておいた方が良いでしょう。
WordやExcelで、「ファイル」の「ヘルプ」を選択すると、32bitか64bitの記載があるのでどちらのOfficeを使用しているか確認してください。
ダウンロード方法
64bit版はここからダウンロードできます。
www.onenote.com
「その他のダウンロードオプション」の中の「無料ダウンロード」を押すとダウンロードが始まります。
32bit版OneNote2016のダウンロード方法
32bit版のダウンロードのリンクが切れているのですが、ここからダウンロードできます
怪しいサイトではなく、64bit版と同じonenote.com の中ですから安心してください
http://www.onenote.com/download/win32/x86/ja-JP
インストール
ダウンロードしたインストーラを起動するとOneNote本体をダウンロードし、インストールされます。
使用方法
スタートボタンを押します。
「OneNote」の方がOffice版です。
自分の場合ですが、初回起動したときになぜか「OneNote for Windows10」が開いてしまう状況になりました。
エクスプローラで「C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16」 の中の OneNote を起動したところうまく開きました。
その後はマイクロソフトアカウントに関連させて、OneDriveのノートを開けば共有できます。