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カスペルスキー(Kaspersky)の危険性と移行先

セキュリティ対策ソフトで有名なカスペルスキーを使用していましたが、2022年のロシアによる混乱状況からセキュリティ対策を見直しましたので紹介します。

筆者の見解

セキュリティ対策ソフトはシステムの多くを制御できる状態になるため万一の場合にはとても危険な状況になりえます。ネットは噂話が蔓延しており、カスペルスキーが危険なのかどうか真実は分かりません。ただ、政府に逆らえない状況は他の国の例を見ていてもないとはいえないと思います。

このような場合、使い続けるリスクと、変更するリスクを考えます。
セキュリティ対策はソフトは他にも多数あり、カスペルスキーと同等レベルのソフトが多数あることから乗り換えることにしました。

ライセンスはあと1年残っているので本当に残念です。カスペルスキーについては過去に記事にも書いたくらい気に入っていました。
pmp-style.hatenablog.com

代わりのセキュリティ対策について

カスペルスキーをアンインストール後は、Windows11 標準の Windows Defender を使う事にしました。マイクロソフトのセキュリティは市販のセキュリティソフトと遜色ないレベルまで追いつきました。
昔の事を考えると、えっ ? だいじょうぶなん ? となりますが、ここ10年で劇的に改善しています。

AV TEST

セキュリティ対策ソフトの第三者評価機関として有名な AV TEST を見てみます。

Windows10 の 2022年2月に実施された結果です。
Test antivirus software for Windows 10 - June 2022 | AV-TEST

カスペスルキー、Avast, Avira, McAfee, norton, TrendMicroなど、マイクロソフトを含めて満点を取っている事が分かります。ほぼ横一線に並んでしまっています。
ちょっと驚きですね。カスペルスキー一択の時代は終わっているのです。

これが10年前はどうでしょう。

2012年2月の結果はこちらです。

Test antivirus software for Windows XP - February 2012 | AV-TEST

カスペルスキーの優秀さが分かりますね。

AV-comparatives

AV-comparativesも有名な第三者評価機関です。

https://www.av-comparatives.org/consumer/test-results/microsoft-windows/ マイクロソフトKasperskyの両方とも好成績です。

Micorsoft Defender
https://www.av-comparatives.org/vendors/microsoft/

Kaspersky
https://www.av-comparatives.org/vendors/kaspersky-lab/

というわけで、ここ最近で考えると、Windows 標準のセキュリティ対策で十分といえます。

世界シェア

2020年の情報ですが、世界シェアを確認してみました。
https://www.opswat.jp/blog/windows-anti-malware-market-share-report-june-2020

トップ10は以下です。

順位 名称
1 Symantec
2 AVAST
3 ESET
4 Webroot Software
5 Malwarebytes
6 McAfee
7 Cylance
8 Safer-Networking
9 Bitdefender
10 Trend Micro

カスペルスキーは10位にも入っておらず、グローバルでのシェアは低いようです。
カスペルスキーを購入したときは、カスペルスキーか ESETで悩みましたが、ESETの方が圧倒的にシェアが高かったのは驚きました。

マイクロソフトも入っていませんが、サイトに書かれている通りWindows標準品であるため統計から外しているとのことです。