VMware Workstation Player の仮想マシンにはハードディスクの接続デバイスにLSI SASコントローラなど実在する物理ドライバを使用しています。各OSが標準的にサポートしているデバイスにするおかげで、エラー無くOSをセットアップすることができます。 ハードディスクの接続デバイスは、仮想マシンにインストールするOSにより設定可能な種別、初期値が異なります。 選択可能な値と初期値は以下の通りです。仮想マシンを新規作成時と違い選択することができます。 凡例
◎:初期値, ○:設定可能, ×: 設定不可 NVMeとPVSCSIのどちらが最適なのかが不明だったためベンチマークをとって比較した結果、PVSCSIの方が優れている事が分かりましたので、すべてのOSで PVSCSIを推奨します。 仮想マシンが Windows10 の場合の手順は以下をご覧ください。
pmp-style.hatenablog.com 仮想マシンが Windows7 の場合の手順は以下をご覧ください。
pmp-style.hatenablog.com 仮想マシンが WindowsXP の場合の手順は以下をご覧ください。
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一方で、VMwareはデバイスのエミュレートであり物理的デバイス用のドライバが最善とはいえません。VMware社からは低負荷のために最適化したドライバーが提供されています。高速化というよりはCPU負荷を抑えることで、全体のパフォーマンスを上げることが可能です。
この記事では構築済みの仮想マシンを最適なデバイスに置き換える概要を解説します。
概要
新しい仮想マシン作成時で使用されるデバイス
OS
IDE
SCSI
SATA
NVMe
WindowsXP以前
〇
Windows7~8.1
〇
Windows10
〇
仮想ハードディスク追加時のタイプ
OS
IDE
SCSI
SATA
NVMe
WindowsXP以前
◎
〇
〇
×
Windows7~8.1
〇
◎
〇
〇
Windows10
〇
〇
〇
◎
修正方針
OS
IDE
SCSI
SATA
NVMe
WindowsXP以前
〇
Windows7~8.1
〇
Windows10
〇
設定方法
Windows10のケース
Windows7のケース
WindowsXPのケース