VMware Workstation Player の仮想マシンにはLANコントローラに Intel社の e1000 を使用しています。各OSが標準的にサポートしているデバイスにすることで、エラー無くインストールすることができます。
一方で、VMwareはデバイスのエミュレートであり物理的デバイス用のドライバが最善とはいえません。VMware社からは低負荷のために最適化したドライバーが提供されています。高速化というよりはCPU負荷を抑えることで、全体のパフォーマンスを上げることが可能です。
この記事では構築済みの仮想マシンを最適なデバイスに置き換える方法を解説します。
変更方法
(1). 事前に仮想PCを構築し、VMware Toolsをインストールしておきます。 (2). 仮想マシンはシャットダウンしておきます。 (3). vmxファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いてください。 VMwareの環境は通常以下にあります C:\users\ユーザ名\Documents\Virtual Machines\仮想PC名称
注意 編集を間違うとゲストOSが起動できなくなる恐れがあるので、元のファイルはバックアップしておきます。
(4). イーサネットにe1000を指定している行の行頭に'#'を付けてコメントアウトし、新たにvmxnet3 を指定する行を追加します。
#ethernet0.virtualDev = "e1000" ethernet0.virtualDev = "vmxnet3"
(5). 仮想マシンを起動すると、VMXNET3というアダプタが登録されます。必要に応じてネットワーク設定を行ってください。
リンク
メモリなどの基本的な最適化は以下を参照してください。 pmp-style.hatenablog.com