2023年、Windows7 をクリーンインストールすると WindowsUpdate が失敗します。またVMware の仮想環境の場合には VMware tools もインストールできません。サポート切れではありますが今からセットアップする人向けに方法を紹介します。
1. 環境
・VMware Workstation Player 17
・Windows7 x64 sp1 日本語版
2. インストール
3. 問題点
2023年2月時点での問題点は以下の3つです。
(1). WindowsUpdate が失敗する。
(2). VMwareTools がインストールできない
この通りインストールが失敗してしまいます。エラー内容からデジタル証明書の期限切れのようです。
(3). Internet Explorer は使い物にならない。
IE8では多くのサイトがまともに見れなくなっています。
4. 対策方法
4.1 google chrome をインストール
(1). Internet Explorer の検索から google を開き、"chrom download" で検索し、1番上のランクをクリック
(2). まともに表示できていませんが、"Chromeをダウンロード" をクリック
(3). "Chromeを手動でダウンロードしてください。"をクリック
これで chrome がインストールできました。画面に出ている通りWin7はアップデートの対象外のため、いつインストールできなくなるか分かりません。Edge は IEからではダウンロードできませんでした。
4.2 Win7のアップデートを手動でインストール
(1). マイクロソフトのダウンロードサイトからそれぞれ Windows7 を選んでダウンロードします(x64, x86にも気を付けて)。
・KB4474419
SHA-2コードのサポートを追加するセキュリティ更新プログラムです
https://catalog.update.microsoft.com/search.aspx?q=kb4474419
・KB4490628
サービススタック更新プログラム(SSU)で、Windows Updateのコンポーネントです。
https://catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4490628
・KB4516655
上記SSUの更新版です。
https://catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4516655
・KB4489878
セキュリティ更新プログラムです。
https://catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4489878
(2). 順番にインストールします。
KB4474419 インストール後、指示に従い再起動
KB4490628 インストール
KB4516655 インストール
KB4489878 インストール後、指示に従い再起動
4.3 WindowsUpdate
WindowsUpdate に更新をかけると大量に出てきます。早速アップデートを開始します。
サポート切れの警告が出つつ
無事最新状態になりました。
4.4 VMware Tools
WindowsUpdate が最終状態になると、VMware Tools のインストールができるようになります。
5. 最後に
いまでもWindows7を最終状態にまで持っていくことができました。
Win7 の最終的なサポート延長期限が 2023年1月で先日切れたばかりです。今は WindowsUpdate が生きていますが、そのうちに閉鎖されることになるでしょう。 クリーンインストールするなら今のうちです。