長期運用向けのバックアップ・同期ソフト K.Syncarino をリリースします。個人での利用に限りフリーでご利用できます。

1 ファイルが静かに壊れる
「2つのフォルダ間で同期を取るバックアップソフト」は数多く存在しますが、K.Syncarino は以下の特徴があります。
🔐 SHA-256 ハッシュ値により、ファイルが壊れていないかを検証できます
ファイルの内容が正しいかどうかを、作成日時、更新日時、サイズ以外にファイルのハッシュ値でも判定します。
🔄 2つのディレクトリに“同じファイル”を保持し、壊れていれば修復ができます
2つのディレクトリ間のファイルに差異があった場合、ハッシュに基づき正しいファイルを判定し、復旧できます。
📁 複数のディレクトリペアを登録・管理可能
1組だけでなく、用途ごとに複数のペアを追加して運用できます。
通常のバックアップソフトやRAIDでは検知できない、静かに壊れたファイルを見つけ出し、“正しいデータだけを保存し続ける”ためのツールです。
2 基本的な仕組み
① 初回は、同期元・同期先と同期をとり、正しい状態のファイルのハッシュ値をデータベースに保管します。

② 2回目以降は、同期元・同期先のハッシュ値と、正のハッシュ値を比較することにより、壊れていないかを確認できます。
正常時のハッシュ値があるため、同期元・同期先が一致しないときにどちらが正かを判断できます。それをもとに正しいほうで復旧できます。

3 使い方
3.1 初期設定
① 「設定」をクリック

②. 「追加」をクリック

③. パターン追加
バターン名: このパターンの名称を入力します
同期元フォルダ: 同期元(=バックアップ元)のディレクトリを指定します。
同期先フォルダ: 同期先(=バックアップ先)のディレクトリを指定します。
※元と先に注意してください。バックアップ方向は 同期元 ➡ 同期先 です。

④ ボリュームラベルのチェックを有効にすることができます。

⑤ 入力が終わったら「OK}ボタンで確定します

⑥ 1つのパターンが登録完了です

3.2 スキャン
① スキャン画面で、パターンを選択後、「スキャン開始」ボタンを押して開始します。

② スキャン中は同期元・同期先それぞれの状況が表示されます。

③ インジケータ

④ 表の読み方
正常: ファイル情報(正のハッシュ値)と一致
追加: 新たなファイルが追加された
要確認 ファイル情報(正のハッシュ値)と一致しない。または、削除した。
リードエラー: ファイル読み込み時にエラーが発生した
3.3 スキャン結果
① 「結果」タブでファイル単位の結果を確認できます
左側にファイルの一覧、右側はカーソル行のファイルの比較結果の詳細を表示します

② 結果の読み方

③ 詳細表示
「詳細表示エリア」には、カーソル行の結果の詳細が表示されます。
ファイルサイズ、ファイルの作成日、ファイルの更新日、ダイジェスト値この4つがすべて一致したときに同一ファイルと判定します。
背景色が緑の個所は一致していることを示し、赤の個所は不一致であることを示します。

3.4 修復の仕方
① 対処欄に修復方法の選択肢が出てくるので、いずれかを選択し、「対処する」ボタンを押すと修復されます。

② 修復が完了すると、同期元・同期先のファイルが同一になり、この情報が登録されます。オールグリーンの状態が正の状態です。

4 ダウンロード
以下よりダウンロードできます。
GitHub https://github.com/photon-fj/K.Syncarino
Vector K.Syncarinoの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
5 システム要件
Windows10, 11 x64 64bit版のみです。
Microsoft .NET9 が必要です。未インストールの場合、本ソフトウェアをインストール時にマイクロソフトの公式サイトより自動ダウンロードされます。
6 問い合わせなど
上記 github よりお問い合わせください。
7 きっかけ
10年以上にわたり、2台のHDDを使って手動でデータの同期を続けてきました。定期的にバックアップを取り安心していました。
しかしある日、古いzipファイルを開こうとしたとき、「無効です。開けません」というエラーが表示されました。幸い致命的なファイルではありませんでしたが、バックアックを正しく管理できていなかったことに気づきかされました。使用していたバックアップソフトはファイルの日時とサイズだけを見て判定をしていたようで、ファイルの“中身”が正しいかどうかは確認できないわけです。
破壊を検知できるバックアップソフトは見つからなかったため、自作することにしました。
8 利用規約・免責事項
本ソフトウェアは、個人での利用に限り、無償で提供します。商用での利用はできません。
本ソフトウェアは無保証で提供されます。開発者は、本ソフトウェアの使用によって生じた、いかなる損害に対しても一切の責任を負いません。
ご利用の際は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。