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キャノン PIXSUS WiFi プリンタ接続できない現象の対処方法

CANON PIXUS 複合機プリンターTSシリーズの多くがWiFiを搭載しています。USB接続と違い設置場所を選ばないのが便利なのですが、いざ使う時に接続できないトラブルに何回も遭遇しました。この問題への解決方法を紹介します。

接続できない原因

ネットワークに接続する機器は全てIPアドレスと呼ばれる識別子で個体識別をします。パソコン、スマホは当然持っていますし、WiFiを積んだPIXUSも同様です。
PIXUS TS8030を使っているのですが、たまに使うと接続できない時が多々ありました。そこで疑ったのがIPアドレスです。

多くの家庭では、インターネット接続用にルータが設置されており、このルーターにはDHCPというIPアドレスを家庭内の機器に割り当てる機能があります。IPアドレスは手動で自分で設定する方法とDHCPを使って自動取得する方法があるのですが、ルーターの普及によりDHCPで自動取得する方法がほとんどで、IPアドレスの存在すら知らない人が増えています。

このルータのDHCPというのが曲者で、IPアドレスをリース(貸し出す)する期間が決まっていて、それを過ぎると再度リースしなおす動きをします。その時に、別のIPが割り当てられしまう場合があります。

それにより、プリンタのIPアドレスが書き換わってしまうわけです。そうするとパソコンからはプリンタが見つけられなくなり、接続できなくなります。

対処方法1. ルータの設定を変える

ルータの機種ごとの機能になりますが、DHCPで固定のIPを割り当てる機能があります。それでプリンタのIPを固定化します。
ルータの設定を触ったことが無い方はあまり触らないほうがいいです。最悪、インターネットに接続できなくなるかもしれません。

対処方法2. プリンタのIPアドレスを手動で設定する

プリンタの設定で、IPアドレスを手動で設定することにより固定化できます。

プリンタのネットワーク情報を確認する

今のプリンタに設定されているネットワーク情報を印刷します。TS-8000シリーズの例ですがキャノンのマニュアルに従って、ネットワーク情報の印刷をしてください。
キヤノン:PIXUS マニュアル|TS8000 series|本製品のネットワーク設定情報を印刷する

IPアドレス
サブネットマスク
デフォルトゲートウェイ
プライマリサーバーアドレス
セカンダリサーバーアドレス

以上5つの行を使います。

プリンタのネットワーク情報を手動設定する

印刷したネットワーク情報のうち、IPアドレスは、ルータがリース(貸し出した)したアドレスなので、手動で同じ値を設定すると2つの機器で重複する可能性があります。本来はルータのDHCPをみて、リースするIPの範囲外のIPを確認したほうが良いですが、分からない方は大きめの数字 250 を使っておけばまず大丈夫です。

例えば、プリンタのIPアドレスが、 192.168.1.10の場合は、192.168.1.250 と最後の数字を 250と赤ペンで書いておきましょう。

以下プリンタの画面での操作です。TS-8000シリーズでの操作例ですので、他のシリーズの方は見比べながら操作してみてください。

(1) 歯車アイコン
(2).設定
(3).本体設定
(4). LAN設定
(5). 共通設定
(6). TCP/IP設定
(7). IPv4
(8). 「はい」
(9). IPアドレス
(10). 手動設定
(11). ここでさきほど赤ペンで修正したIPアドレスを入力してOK
(12).サブネットマスクを入力してOK
(13). デフォルトゲートウェイを入力してOK
ここで設定が保存されます。
(14).DNSサーバー
(15).手動設定
(16).プライマリサーバーアドレスを入力してOK
(17). 印刷したネットワーク情報を見て、セカンダリサーバアドレスが0.0.0.0なら「いいえ」、それ以外なら「はい」
(18). (17)で「はい」をおしたら、セカンダリサーバアドレスを入力してOK
ここで設定が保存されます。

念のため再起動してから、↑のネットワーク情報印刷をして正しく設定されたかを確認してください。

Windowsのプリンタを再登録する

今のプリンタを一度削除して、再度登録して直してください。
今後は、接続できない現象は出ないはずです。