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GentooLinux KDE Plasma5 日本語環境(fcitx4 + mozc)構築

Gentoo LinuxKDE Plasma 5 日本語環境(fcitx4 + mozc)構築の備忘録的なメモです。CUI 環境が構築済みの状態から KDE 環境を構築します。

インストール

/etc/portage/make.conf に日本語情報を設定します。

LINGUAS="en ja"
L10N="ja"

kde-plasma

KDE Plasma5 は 公式ハンドブックに従ってインストールします。

https://wiki.gentoo.org/wiki/KDE/ja

KDE Plasma は多くのパッケージがありますが、不要なアプリがインストールされない plasma-meta がおすすめです。use flag はこちらです。純KDE環境のためGnome 系の GTK は除いています。

kde-plasma/plasma-meta-5.27.8:5::gentoo  USE="bluetooth crash-handler crypt desktop-portal display-manager elogind grub handbook kwallet legacy-systray networkmanager pulseaudio sddm smart wallpapers -accessibility -browser-integration -colord -discover (-firewall) -flatpak -gtk -plymouth -sdk -systemd -thunderbolt"

日本語フォントは noto がインストールされます。noto は google が公開しているフォントです。

app-i18n/mozc

mozc は use flag に fcitx4, gui を付加します。ibus は使いません。

app-i18n/mozc-2.28.5029.102::gentoo  USE="fcitx4 gui -debug -emacs -ibus -renderer -savedconfig -test" 

app-i18n/fcitx

こちらも gtk は除きます。

app-i18n/fcitx-4.2.9.8:4::gentoo  USE="X autostart cairo enchant introspection nls pango xkb -debug -gtk2 -gtk3 -lua -opencc -table -test" LUA_SINGLE_TARGET="lua5-1 -lua5-3 -lua5-4"

app-i18n/kcm-fcitx

kcm-fcitxは kde向けのfcitx設定ツールです

app-i18n/kcm-fcitx-0.5.6:4-plasma5::gentoo

1点不調なところがあり日本語設定のツール連携がうまくいきません。 /usr/bin/kcmshell 5 がありますが、kcmshell4 を起動するようになっているのが原因のようです。

以下でリンクを作るとうまくいきます。

cd /usr/bin/kcmshell5
ln -s kcmshell5 kcmshell4

スクリプト

各ユーザーの .xprofile と .xintrc の両方に以下を記載しログイン時に dbus, fcitx を自動起動するようにします。

#!/bin/bash

export LANG=ja_JP.UTF-8
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export QT_IM_MODULE=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx

#for xorg
exec dbus-launch --exit-with-session startplasma-x11

#for wayland
#exec dbus-launch --exit-with-session startplasma-wayland

fcitx &
sleep 2

.xprofile は SDDMで起動するとき、.initrc は startx で起動するときに実行されるスクリプトです。

インストール後

環境構築後の日本語入力画面です。fcitx + mozc で日本語入力ができるようになりました。