2016年に購入した キヤノンのプリンタ(PIXUS TS8030)でインク詰りが発生しましたが、復活でました。
1. 症状
何か印刷結果がおかしいと、パターン印刷してみると…カラーはしっかり出ているし何も問題ないかと思ったら…
顔料黒インクが全く印刷されていませんでした。Canon のプリンタは画像向けの染料の黒と、文字向けの顔料の黒の2種類を搭載しているのでした。顔料は固まりやすいとの記事もありこれはやばい予感が。
クリーニングを何回かやっても全く改善されません。数ヶ月使っていなかったのが原因に違いない。
インクは6年間インク革命を使ってます。いわゆる互換インクですが、純正品の半額程度でありながら写真画質も純正品と遜色ないので気に入ってます。
6年も使ったら互換インクは原因ではないでしょう。
2. 対策案
2.1 買い替え案
TS8030は現在も続くデザインのもとになった機種です。現在の最新機種は TS8630で番号的にも6年前ということが分かります。
6年も経てば買い替えてもいい頃ではある。
公式サイトで機能比較ができます。
https://cweb.canon.jp/cgi-bin/pixus/comparison/spec.cgi?p1=ts8630&p2=ts8030
う~ん、驚くほど変わっていない。解像度は落ちているくらいだ。
一方コストはかなり上がっている。
機種 | TS8030 | TS8630 |
---|---|---|
本体価格 | 19,740円 | 33,580円 |
純正インク | 6,100円 | 7,810円 |
互換インク | 4,070円 | 6,380円 |
互換インクは、インク革命の大容量6色パック(大容量)の金額です。
これをみると・・・買い替えは二の足を踏んでしまった。何もかもコストアップしとる。TS8630互換インクはTS8030の純正インクより高いという理不尽さ。
2.2 クリーニング案
ヘッドクリーニングの方法です。ヘッドは簡単に取り外しができるようなので、固着したインクを溶かせば直ります。ネットには様々な商品が紹介されていました。
クリーニング液もインク革命の製品を購入しました。2000円未満なのでだめでもあきらめがつきます。
その後・・・顔料黒インクはだめでも画像用の黒インクで代用することはできます。ヘッドのクリーニングで逆にダメになるケースもあるようなので、今あるインクを使いきってからにしようとしばらく待つことにしました。
2.3 修理案
クリーニングがだめだった場合は、修理する方法があります。 Canon の修理ページを見ると
一律 16,500円 のようです。
6年目というのが気になりますが、ランニングコストを考えると新型買うよりこの方法は検討の余地があります。
つまり・・・インクが終わったら、クリーニングを試し、それでもだめなら修理という作戦で決定しました。
3. 直った方法
その後、結局プリンタは使う場面がなく、数ヶ月の月日が過ぎてしまいました。
そして画像印刷をするのでパターン印字をしてみると…
あれれ・・・PGBK の罫線のエリアと、下部にバージョンが印字され、しかも1ラインも抜けがない。
え、直っとる !?
なぜだ ?
その間何もしていない。
クリーニング液は開封もせずに残ったまま。
強いていうと、冬で寒い部屋に置いておいたくらい。
そんなんで直る !?
というわけで、何もせずにほったらかして置いたら、直ってしまいました。
インクが固着したのではなく、エアーが噛んでしまった感じ ?
これは世の人に参考になるかは分からないけど・・・何かの参考になれば幸いです。