写真、静止画(jpeg)、動画(mp4, m2ts)ファイルのタイムスタンプを撮影時間に合わせる自作フリーソフトウェア CorrectTime です。
1. はじめに
Windows のファイルは、作成日時、更新日時、アクセス日時の3種類の情報を持ちます。
写真や動画のファイルは撮影時間に合わせておきたいのですが、ファイルコピーするだけで容易に変わってしまいます。CorrectTime は登録したフォルダ以下の静止画、動画ファイル内の撮影時間を読み取り、タイムスタンプに反映させるソフトウェアです。
複数のファイルを同時に分析することで処理能力を上げています。USB HDDの場合で10万ファイルを12分程度で処理できます。
2. 対応拡張子
静止画 jpg, jpeg
動画 mp4, m2ts
※m2tsは、SONYハンディカムを PlayMemories Home 経由で取り込んだファイル限定です。
3 初期設定
右上のオプションボタンをクリックします
3.1 フォルダ登録
「フォルダの追加」ボタンをクリックし、画像データがあるフォルダを選択します。複数のフォルダを登録できます。
3.2 ファイル設定
① 拡張子
対象とする拡張子を選択してください。 jpeg(jpg), mp4, m2ts が選択できます。
PlayMemories + SONYハンディカム限定機能
m2ts には撮影時間は埋め込まれていません。SONYハンディカムを PlayMemories Home で接続して動画ファイルを読み込むと、ファイル名に撮影時間がYYYYMMDDHHmmSS.m2ts の形で埋め込まれます。
この情報から、タイムスタンプに反映させます。
modd, moff は、PlayMemories Home が画像ファイル(jpeg, m2tsなど)に対して付加情報を記録すためのファイルです。元の画像ファイルの日時にタイムスタンプを合わせます。
② 保護機能
「対象ファイルを自動的に読み取り専用にする」
ソフトによっては回転表示するだけでファイルを書き換えてしまうものもあります。そういったソフトからデータを守るために、対象のファイルの読み取り属性を付与します。
4 使い方
開始ボタン
登録されたフォルダを巡回し、タイムスタンプを修正したファイルがあれば画面に表示します。巡回がすべて終了すると停止状態に戻ります。
一時停止ボタン
開始後にボタンが有効となり、クリックすることで動作を一時停止します。再度押すことで続きの処理を再開します。
停止ボタン
開始後にボタンが有効となり、クリックすることで動作を停止します。
5. システム環境
Windows 10, 11 の 64bit 版
.NET デスクトップ ランタイム 6.0 の x64版が必要となります。マイクロソフトの公式ページよりダウンロードしてインストールしてください。
https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/download/dotnet/6.0
6. ダウンロード
ダウンロードは Vector からできます。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se524985.html
7. バージョン履歴
| バージョン | リリース日 | インストーラ |
|---|---|---|
| 1.0.1 | 2023-01-09 | Vector 公開バージョン |
| 1.0.0 | 2022-10-05 | 初期バージョン |
zipを展開し、msi を実行してインストールします。
※Microsoft Defender にてセキュリティチェックにより問題ないことを確認済みです。
8. 注意点
本ソフトはフリーソフトですが、著作権は karazzy にあります。
一連の動作確認はしておりますが、事前に動作に問題ないことを確認の上ご利用ください。
万一、本ソフトを使用した事によるいかなる損害も karazzy, ruruucky は一切の責任を負いません。
感想や要望、バグなどありましたら、コメント欄かフォームに記入いただけると嬉しいです。
9. 開発環境
VisualStudio 2022
10. 最後に
タイムスタンプの修正プログラムは以前から作成して使っていたのですが、最近のWindows アプリの作り方の勉強も兼ねて作り直したものです。