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Office Starter 2010(無料版)をWindows10, Windows11にインストール

Microsoft Office 2010 にStarterエディションという無償版があることをご存じですか。恥ずかしながらつい最近その存在を知り、Windows10 64bit版にインストールして利用できるようになりましたので紹介します。ただし、タイミンクが非常に悪く

・2020年10月にセキュリティサポートが切れてしまう
・すでにマイクロソフトからOffice Starter 2010 のダウンロードはできない

という状況になっています。

興味がある方は、以下の条件を納得の上で先をお読みください。
・ 今後、セキュリティ問題が発生する可能性はゼロではない。
・ Office Starter 2010のインストーラーは、外部のアーカイブサイトから入手します。ウイルスが混入している可能性はゼロではありません。

更新(2022/4/10)
Windows11でも動作可能な事を確認しました。

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1. Microsoft Office の選択肢

  1. Office 2019
  2. Office365
  3. Office Online

この3つが選択肢になります。コストの価値があれば有償版である 1, 2 から選択すればいいでしょう。

3のオンライン版は無料ですが、機能がかなり削られている上にWEBアプリなのでネットワークがそこそこ速くないとストレスがたまります。やはりオフィスはPC内にインストールしたいところです。

第4の選択肢として Office Starter 2010 というわけです(今更ですが)。

2. Office Starter 2010 とは

Office Starter 2010 は一般家庭向けに、WordとExcelから高度な機能を削除した機能限定版です。2010年当時海外ではPCに同梱されていたそうですが、日本には導入されず多くの方が数万円で購入されていたと思います。

おススメの点は
* 家庭利用では機能が十分。同じ無償版のオンライン版より機能が充実している。
* Office 互換ソフトとは違い、マイクロソフト製であり互換性問題はない。
* USBにインストールして、どのPCでも手軽にWordとExcelを利用できる。
* 最新のOffice 2019 と Office 2010 は見栄えの点では差がありますが、機能的にほとんど変わらない。

以下、機能の違いを詳しく見てみます。

3. Wordの違い

Office 2010とOffice Starter 2010 のリボンを見れば違いが分かります。いずれも上がOffice 2010, 下がOffice Starter 2010 です。

(1). ホーム
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Starterでは、校閲内のスペルチェックのみホームに移動しています。あとは製品版への購入ボタンがありますね。

(2). 挿入
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スマートアートや、相互参照、署名などが削られていますね。

(3). ページレイアウト
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原稿用紙設定がないです。日本独自機能のためですね。

(4). 参考資料
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Startrには参考資料はありません。目次、脚注、図表の番号など、本格的な用途には製品版という事です。

(5). 差し込み文書
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はがき印刷がないです。日本独自機能のためですね。

(6). 校閲
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Startrには校閲はありません。コメントや履歴機能です。

(7). 表示
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Starterには表示はありません。複数並べて整列させるとかマクロがないです。当然VBAも起動しません。

(8). 見た目の最大の違い
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Starterでは、右側に必ず広告が表示されます。全体を見ながら編集するときは気になるかも。

4. Excelの違い

(1). ホーム
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Starterには校閲内のスペルチェックがホームにあります。

(2). 挿入
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ピポットテーブルや署名がないです

(3). ページレイアウト
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珍しく全く同じです

(4). 数式
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参照のトレース系がないです

(5). データ
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データはありません

(6). 校閲
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校閲はありません

(7). 表示
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表示はありません。マクロもないです。

(8). 見た目の最大の違い
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WORDと同様に、ばっちり広告のエリアがあります。

5. インストール方法

5.1 ダウンロード

公式サイトはすでに閉鎖されていますが、↓からダウンロードが可能です。。

ダウンロードページ

この中の、「SetupConsumerC2ROLW(all lang).7z」をクリックするとダウンロードが始まります。

カスペルスキーでスキャンする限り問題はありません。(2020/9/26)
WindowsDefender でスキャンしても問題ありません。(2022/4/10)

5.2 展開

7zipなどで展開します。7zipが無い方は以下からインストールしてください。 https://sevenzip.osdn.jp/

言語別にインストーラが分かれており、日本版は SetupConsumerC2ROLW-ja-jp.exe です。

このインストーラに問題が無いか2つの方法で確認しましょう。

(1) デジタル署名の確認

ファイルのプロパティを開きデジタル署名タブで、「Microsoft・・・」の行を選んでから、詳細ボタンを押します。
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証明書に問題が無い事と、署名者情報が以下と同じであることを確認します。
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(2). ファイルのチェックサム確認

SetupConsumerC2ROLW(all lang).7z の チェックサム(SHA256)は以下になります。
9abbcf5fc93db051c5afa2966953baebb43449a3814621cbcab0de77921aa7e0

確認方法ですが、7-Zipをインストールすると、ファイルで右メニューに7-Zipが登録されます。
7-Zip --> CRC SHA --> SHA-256」を選ぶと表示できますので、上記と同じか確認します。

5.2 インストール

7zipなどで展開して、日本語のインストーラ(SetupConsumerC2ROLW-ja-jp.exe)を右クリックして「管理者として実行」を選択するとインストールが始まります。通常のダブルクリックで起動するとインストール中に失敗します。

インストーラにはOffice の実体はなく、ネットワークからインストールする形式です。

5.3 Windows10、Windows11 の注意点

インストール直後はWORD, EXCELともに動かずエラーが出ます。

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WindowsUpdateでOffice 2010の更新をかけると使えるようになります。WindowsUpdate の詳細オプションで「その他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」をオンにしてください。